チョコボクエストが受けられるようになるのはレベル20から。現在のチョップくんのレベルは19。FF11風に表記するならば@3000(※1)といったところである。 「サクッとレベルをあげてしまおう。」そう考えたチョップくんはパーティー参加希望マークを表示させて声がかかるのを待った。ジュノに着いたばかりのためどこで何を相手に戦闘をすればいいのか全く分からない状態なのだ。当然「待ち」の選択肢しかないのである。
幸いなことに10分程度待ったところで声がかかった。ありがたい。 二つ返事でパーティに参加したい意向を伝え、他のパーティーメンバーと合流する。自分はジュノが初めてであり周辺の情報を全く知らないと皆に伝える。同じようにジュノ初体験という冒険者がもう1人いたが後の4人は経験が豊富なようだった。彼らからアドバイスをうけつつ『クフィム』という場所に向かう事になった。 チョップくんは自分のいる『ジュノ上層』から『ジュノ下層』、『ジュノ港』と歩みを進め、クフィムへと移動しミミズを相手に戦闘を繰り返した。(ちなみにジュノという街は上記3つのエリアと『ル・ルデの庭』の4層から成っている。)
程なくしてレベルは20に上がる。一回の戦闘で得られる経験値が高いのだ。うまく敵を選べば200以上の経験値が得られる。ここまで恐いくらいに順調である。計画通りである。うかれガルカである。いきおいレベル21に上がってしまったところでパーティーは解散となった。嬉しい悲鳴をあげつつジュノに戻る。さあいよいよチョコボクエストの開始である。
どんな課題だろうとすぐにクリアしてやるぞ。そんな気持ちで視線をチョコボに向ける。ふむ、あのチョコボの横にいる少年がオスカーだな?
チョップくんはくるりと向きを変えチョコボ厩舎を飛び出した。
おもむろに植えられた花を引き抜くチョップ。嗚呼。またあらぬ方向に暴走をし始めているぞ、チョップよ。チョコボとウサギを同一視って、それはあまりにもじゃねえのか?いいのか?しかし本人かなり本気の御様子である。アイデアマン、ジュノを行くである。自称動物博士、クレバー分析である。無免許獣医、フリスクを秘薬と偽り処方的な所行である。嗚呼、駄目だ。すでに「俺って天才〜!」といった笑みを浮かべている、、、、、。
チョップ:「これも食えるでしょ。ヨシヨシ。どんどん集めますよ〜。」
街頭に植えられた草花を笑顔で引き抜きジュノを走り回るガルカ、、、、、、。 やばい、やばいぞ。
ぶちぶちっ
この場所、ジュノ下層の競売前はヴァナディールにおいて、、、、、つまりはFF11の全世界において、最も人口密度の高い場所なのだ。このエリアには常に冒険者達が集まっており、その数は200〜300人にものぼる。またパーティーメンバーを募集したりバザー告知のためのシャウトが飛び交いとても熱気にあふれているのだ。あまりの情報量の多さに回線の転送速度がおいつかず、この競売前を通る時は動きがカクカクしたりキャラクターが表示されなくなってしまったりするという場所なのである。 そんな場所での奇行、、、、、、。 多数いる冒険者たちから逃れるようにチョップくんはダッシュを続ける。
チョップ:「よいしょ、っと。うんオッケー!4種類草集まりましたよ〜。ヨッシャー!」
街頭の草花でチョコボを手なずけようとしたチョップくんだったがあえなく撃沈。自分が間違った事をしていたというショックからではなく見知らぬオッサンに大声で怒鳴られたという事にビビリ、素直にゴセビの野草を入手した。
改めてチョコボにゴセビの野草を与え始めたのだがヴァナディール時間で1日(現実時間で1時間)に1回しか食べてくれないという事が判明。 野草を与えつつジュノを探索して時間をつぶす。それでも大幅に時間をもてあましたチョップくんはチョコボ厩舎の横にいたNPCガルカとツインズゴッコ等をして時間をつぶした。
わざわざ初期装備に着替えて時間をつぶすチョップくん。オッサンに怒られた事などもう忘れてしまっているようだ。 とにかく、チョコボ騎乗までもう少しだ。憧れの高速移動までもう少しだ。チョコボに野草をあたえつつ、頼むからおとなしくそのまま待っていてくれ。
チョコボクエストの顛末は次回へと続く。
全然懲りていないようである。馬鹿。
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