日々つれづれ
003 たんけんボクのまち (後編)

チョップ:「おいネエちゃん、酒だ酒。何でもいいから強いやつもってこーい!」
バーテン:「お客さん、、、、ヤケ酒は体に悪いわよ、、、」
チョップ:「うるせー、俺は客だぞ!いいから出せっつってんだよ!」
バーテン:「、、、、、、、、、、、、、」
チョップ:「なあ武闘家のニイサン、あんたも俺のこの貧相なカッコ見て心ん中じゃ笑ってんだろ?ケッ、お高くとまりやがってよ〜。なにかい?こんな貧相な俺とはしゃべれませんってことか?えぇ!?」
武闘ガル:「、、、、、、、、、、、、、、、、、」
チョップ:「くそ〜、みんなでバカにしやがって!さっきもココの入り口んとこにいた奴は「残念だが聞いたことはないな」なんて言うしよ〜。こっちだってオメーの事なんか知らねーっつうんだよ、コンチクショー!」

と、バストゥーク港の酒場で独りヤケ酒ゴッコを堪能したところで前回のつづきである。
何人かのNPCと話をするうちに『クエスト』というシステムはなんとなく分かってきた。ようはロールプレイングゲームによくある『おつかいゲーム』なのだ。「○○に行って××を取ってきてくれ」的なおつかいをする事でお金がもらえたりアイテムがもらえたりするワケだ。また、クエストをクリアしていくことで「名声」というパラメーターが上がっていくようである。これがあがれば、さっき俺に対して「残念だが聞いたことはないな」って言ってた奴からの評価も変わっていくらしい。よしよし。順調にシステムを学習していくチョップくんである。とりあえずバストゥーク内の「商業区」「大工房」「バストゥーク港」は一通り回ったので目指すは「鉱山区」という所である。

港から、来た道を戻り、商業区を抜け鉱山区に入る。遠い。街のなかだけでもかなりの広さである。まだまだマップが覚えられない。

チョ:「あの〜、鉱山区ってどっちっすかねぇ?」
NPCに道を聞きつつようやく鉱山区に至る。なるほど。この街で中心になっているのは「商業区」なんだな、と理解する。よく地理を把握しないまま鉱山区をウロウロしていると宿屋を発見。宿屋の奥に進むとベッドの前にたたずむ1人の女性を発見。するとここでチョップくんの悪いムシがムズムズと動き出す。こうなるともう誰にも止められない。
チョップ:「ねえ、頼むって。いやマジで。え?違う違う、そういうんじゃなくてさ、一緒に添い寝するだけだって。ホント何もしないって。違うってば。ホラ、俺モグハウスに戻ってもさぁ、まだベッドも設置してないから板張りの床に直寝なんだよね。いくらガルカが劣悪な環境に強いっつってもやっぱさみしいじゃん?たのむよマジでこのとおり!(ひざまづく)」
愛しの君:「、、、、、、、、、、、、、、」
チョップ:「ああ、もうガマンできねッスよ。強引だけど許して下さいッス、、、。ん?」

よく見たら男でした。チョップくんゲンナリ。マジ勘違いでリアルダメージを受けつつ若気の至りゴッコを切り上げ、鉱山区へときびすを返す。足取りが重い。

鉱山区の競売所近くで、とある建物に入ってみる。するとその中には、、、、、、、

FF名物チョコボ(※1)じゃないですか!!あ、でもまだ乗れないんだ。そうなんだ。がっかり。「いつかはお前に乗ってやるからな」とチョコボに誓いを立て、これからの冒険の道のりの険しさをなんとなく感じるチョップくんであった。
チョ:「まっ・て・ろ・よ・コイツめ!」
これにてチョップくん最初のたんけんはおしまい。まだまだ何もできないんだな〜と実感することしきり。
※1 チョコボ
FFの世界ではおなじみの大きな鳥。馬やラクダのように背中に乗って移動する。人間の個体を判別したりこちらからの簡単な言葉(感情)は理解する程度の知能は持っていると推測される。

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