日々つれづれ
002 たんけんボクのまち

初オンライン時、降り立った瞬間に力つきてしまったチョップくん。当然周りの事など何も分かっていない状態である。これからこのヴァナディールで長きにわたり自分のホームタウンになるであろうここバストゥーク共和国。今日はこの街を探検しようとヤル気まんまんなのだ。
チョ:「よろしくね、チョップくんで〜す!」
まずはロールプレイングゲームの基本。街の中をウロウロしてマップを覚えつつNPCと会話をしながら基本情報を頭にたたき込む事から始めるとする。と、言うのはカンタンだがゲームのシステムがまだ一切分かっていない状態、ウインドウを開いてもコマンドの意味すら分からない、、、。心地よい緊張と好奇心の狭間でチョップくんの冒険の幕開けである。

たくさんのキャラクターがチョップくんとすれ違う。しかしまだ恐くて話しかけられるハズもない。それぞれのキャラクターの向こうにはプログラムではない「個人」がいるのだから。もう少しこの世界の事を知ってからでも話しかけるのは遅くない。オンラインゲームの楽しさを噛みしめながらとりあえず街をぐるりと回ってみよう。決めるが早いかダッシュを決めるチョップくん。しばらく歩みを進めると目の前に建物の入り口が見えてきた。入ってみることにする!

ふむふむ。ここは大工房という場所だそうだ。なるほど、ここバストゥークは鉄鋼業がさかんな国とのこと。この建物はそれを象徴するような場所のようだ。更に建物の奥に進んでみると、、、、、。
おお、溶鉱炉の様なものが!うんうん、だんだんこの国の「色」が見えてきた気がする。大工房内のいくつかの部屋を回り、NPCと会話をしつつ探索を続ける。と、、、、

チョ:「あ、あなたは!!!」

ミスターシドではないですか!バス印の裸エプロンでお出迎えとは!イカスじゃないですか!チョップくん大喜びですよ。つかシドってこんなにりりしかったの?もっとじいさんだと思ってたよ。ま、とにかくヒトコト言っておく。「絶対オカシイって、その格好!

そのままシドを放っておくことにして建物の上層階に移動してみる。移動しながら「マップが広い」と、ふと思う。今俺が知っている部分はこの世界の何パーセントなんだろう?多分1パーセントにも満たないんだろうなぁ。

大工房の屋上に出た。建物に入る時は真っ昼間だったハズなのにすっかり夕方になっている。ヴァナディールでの時間の流れを実感。チョップくんがこの世界にいるいないにかかわらず時間はながれていくのである。そんなことを考えつつ一番奥に見える大統領府なる場所に向かってみる。すると、、、、
なんだコイツ!?(※1)カッコイイではないですか?それに比べてチョップくんの装備のなんと貧相なことよ。ほとんど裸である。「いつかはアンタみたいになってやるぜ」そう心に誓い大統領府を後にするチョップくんであった。   (後編につづく)
※1 コイツ
実はバストゥーク共和国大統領直属の「ミスリル銃士隊」のナンバー3に位置するスゲー奴。
名前は「アイアンイーター」。本来ならばチョップくんのようなぺーぺーが直接口をきくのもはばかられるようなえらい人。そういう意味では直感的にチョップくんがあこがれを抱いたのも、間違った感情ではない。

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