日々つれづれ
探春特別編 「生き物ヴァナ紀行」
ナレーション:「皆さんこんにちは。今週の生き物ヴァナ紀行は先週の『奇跡のガラパゴス 〜現代の恐竜イグアナ〜』に続き、『神秘のヒエラルキー 〜クロウラーたちの社会〜』をお送りします。
※ナレーターは宮崎美子(みやざきよしこ)さんのイメージでよろです。(笑)
ナレ:「冒険者から『イモムシ』や『芋』といった愛称で親しまれているクロウラーはとても古くから人間と関わりをもっていました。幼虫から成虫へと成長する過程で彼らは脱皮を繰り返し、最終段階においてマユを作ります。そのマユから取れる絹糸に人類は価値を見いだしたのです。彼らが生み出すその糸は貴重なものとして取引きされ、やがては『シルクロード』という大きな貿易の道筋まで生み出しました。このように人類と関わりの深いクロウラーですが実はその生態はあまり知られていません。今回は彼らの驚くべき生態を皆さんと一緒に見ていきたいと思います。」
ナレ:「訪れたのはクロウラーの巣。目の前に大きな大きなマユが見えますね。
これは女王クロウラーのマユです。クロウラーの社会は蜂の社会のしくみとよく似ています。巨大な巣(社会)のなかに1匹だけ女王が存在し、残りの多数は餌集め、子育て、巣の掃除など様々な役割をこなしていきます。唯一の女王が死んでしまった場合、巣の中に王台と呼ばれる特別な部屋(クロウラーの場合はマユ)が数個作られここから女王の候補となる個体が生まれます。この数匹の個体は自分以外の女王の存在を許しません。お互いに相手を傷つけあい、最終的に生き残った最も強い個体のみが真の女王バチになれるのです。」

※ここまでかなりマジ情報でお伝えしております。(笑)

ナレ:「それではクロウラーたちの生態がどのようなものなのか、彼らの視点で実際に巣の中を覗いてみましょう。」

芋A:「あー、忙しい忙しい。早くお部屋の掃除しなくっちゃ。よいしょ、よいしょ。」

芋B:「おーい!聞いたか聞いたかぁ〜?」

芋A:「ん?どしたの〜?」
芋B:「バカお前、のんびり掃除してる場合じゃねえぞ。いよいよ女王様生まれるんだってさ。王台のほうはすごい騒ぎになってるぜ。」
芋A:「おおお!ホントに!?急いで行かなくっちゃ。やっと新しい女王様の誕生だね!」
芋B:「ヨシ、急ごう。行くぞ〜。」
芋A:「あ〜ん、待ってよ〜。おいていかないで〜。よいしょ、よいしょ。」
芋B:「早く早く〜。よいしょ、よいしょ。」

ナレ:「女王が生まれる時期になると巣の中は騒然としてきます。兵隊クロウラーたちはいつもより警戒の度合いを高め、侵入者は徹底的に排除されます。」

ナレ:「こちらは王台。女王クロウラーのマユです。胎動が激しくなっていますね。いよいよ女王が生まれそうです。」

芋A:「急がなくっちゃ急がなくっちゃ、よいしょ、よいしょ。」

芋B:「あああっ!生まれる!女王様が、、、女王様が、、、。う、う、、生まれるぞ〜。
芋A:「
おおお〜!女王様ぁ〜〜〜っ!
ナレ:「さあ、いよいよ女王誕生の瞬間です。マユから成虫が飛びだしてきましたよ。」
ズバシューーーン!
ひらひらり。
女王:「ぶはぁっ。女王誕生よ〜〜!
ひらり。

女王:「ああ、なんて美しい羽なんでしょう。うふふ。あはは。うふふふふ。」

ぱたぱた、ひらり。

芋B:「、、、、、、、じょう、、、、、お
ひらり。

女王:「そう。私が新たな女王。おまえたち、ご苦労でした。改めて礼を言います。」
芋A:「
、、、、、じょ、、、、

女王:「ふふ、おそれおおくて声が出ませんか?緊張しなくていいのですよ。」

ひらり。

芋B:「おい、ちょっとマジかよ!なんだよアレが女王?俺たちあんなののために頑張ってきたってこと?」
芋A:「ボクやだよ。あんなゴツイ女王なんて、、、あんなのに仕えるなんて、、、、できないよ〜」
女王:「あはは。恐縮してひそひそ話ですか?あまりいい態度とは言えませんね。私の前で秘め事は禁止ですよ。いいですね?」

芋B:「、、、、、、、、、、、、、」

ひらひら。

芋B:「やべえって。仮にアイツを俺たちの頂点に立たせたと仮定して、、、、、奴の繁殖能力と生命力に時間のベクトルを加味させて、、、、、ヒエラルキーを再構築すると、、、、。
芋A:「
うわぁぁぁ、、、、こんな状態になっちゃうってこと?
再構築後クロウラーの巣内部の状況予想図
芋A:「嘘だ嘘だ嘘だーーーーっ!嫌だぁぁぁーーーっ!
芋B;「
おい!あんな奴を俺たちの女王としてのさばらせておいていいんか?
芋A:「
やだよ!アイツはボクたちの女王様じゃない!女王様はまだ生まれてないんだよ!
芋B:「生まれてない、、、、だよな!そうだよな!よ〜うし。」
ひらり。

女王:「さあお前たち、そろそろ仕事に戻りなさい。いつまでも油を売ってないで私のために働きなさい!さあ早く!」

女王:「私の言う事が聞こえないのですか!?早く行きなさ、、、え?こ、こら、お前、、なにを、、、、ちょっ、、、まっ、なにっ」

芋B:「うら〜っ!

バシィッ!

女王:「いたっ、こ、こら!何をす」

ドシュッ!

女王:「ちょちょ、まって、ごめ」

ビシィッ!

女王:「わ、悪かった、わかったわかった。マジゴメ。ちょっと!」

ズガン!

女王:「うおおお、まてまてまて、死んじゃうって。おいおいおいおい!」
芋B:「それが望みじゃぁあ〜っ!うりゃあ!

女王:「ヤバイヤバイって、逃げ!ちょっと、、、、あ、、、意識が、、、、」

芋B:「っしゃ!トドメぇ〜〜〜!

バッキィィッ!

女王:「うっ、、、、、、た、、、、短命女王、、、、、

ばたり。

芋A:「よかった〜。こんなのが女王様じゃ僕らいつかはきっと全滅しちゃうもんね。」
芋B:「だよな。あ、こいつの事俺とお前だけの秘密な。こんな奴いなかった方向で。」
芋A:「おっけ〜!じゃ、仕事もどろっか?」
芋B:「オウ。」
芋A:「新しい女王様はまだ生まれないのかな〜?えっへへぇ〜。」
ナレ:「働きクロウラーたちは自分の気に入らない女王が出現した場合何の躊躇もなくその女王候補を殺してしまうんですね。というか今回は女王の方に問題が大アリでしたけど。このように巣の中に侵入者が現れた場合、彼らは全力で排除するのです。いかがでしたでしょうか?クロウラーたちの生態、少しは分かりましたか?
さて来週は、『「クポ」って接尾語、意味ぜんぜんわかんねぇから 〜不思議な生き物モーグリ〜』をお送りします。それではまた、ごきげんよう。」
後記

2004年3月末に行われた春イベント時に配られた花火「ラ・パピヨン」。これは使用すると背中に羽が生えるという、もはや花火とカテゴライズしていいのかどうかも分からないようなシロモノでした。女性キャラが使うとイカニモな感じになるのでしょうが、ガルカが使うとまるでギャグでした。で、これは使える、と。(笑)
でもってどう使おうかいろいろ考えたんすよ。蜜を探してヴァナディール中の花のあるところを蝶々になりきってヒラヒラ巡ってみようか?とか、「私はティンカーベルよ」と言い張って誰かのまわりをずっとウロウロしてみようか?とか。(笑)でもうまくオチのような形が思いつかずパピヨンネタはそのまま保留していました。
そのまま保留がつづいて数日たったある日、テレビを見ていた時なんですけどね、ヤゴが河辺のヨシに登っていき、ひと晩かけて成虫になるVTRを目にしたんですよ。で、「幼虫から成虫に変化(完全変態)」って不思議だね〜なんて思ってたんです。夏休みの小学校低学年生並みに。その瞬間俺の脳は素敵な思考スライドをしてくれました。完全変態→カイコ→マユ→カイコ蛾=蝶→ラ・パピヨン?→サナギ→イモムシ→クロウラー!おおおお!イケル!ここでおおよそのストーリーは完成したわけです。クロウラーの成虫になろう!と。(笑)
んでいざSS撮りって事になったんですがコレが大変。ラ・パピヨンの羽グラフィックが2〜3秒しかもたないんです。SSの構図を決める、アイテム欄からラ・パピヨンを選択&使用、羽が生える、エモートコマンド使用、(チョップくんはSS撮影用のマクロスロットを作っているので文字入力はしていません。/○○○ motionのコマンドを使っているんで不要にログが流れる心配もナシ!)
感情表現モーション発動、急いでSS激写、羽が消える、、、、、、。これの繰り返し。うおおおおおお!いくつラ・パピヨン必要になるんだぁぁああっ!(笑)結局3ダースのラ・パピヨンを持ってクロウラーの巣にて撮影。マユやクロウラーの前で何度も何度もラ・パピヨンを使い感情表現モーションをしまくる全裸のガルカ。そりゃ外国人プレイヤーも何度もじっと見つめるっつうの。おまけに最後はクロウラーにボコられて自決ですからね。意味わかりませんよ、そんなの。(笑)
無駄に金と時間のかかった今回のつれづれでしたが俺的にはかなり楽しかったんでオールオッケーでした。

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