日々つれづれ
030 いにしえの塔にて

※今回のつれづれはチョップくんの性格を理解していないと楽しめない内容となっております。あしからず御了承下さい。
このところチョップくんはパーティープレイを繰り返していた。普段は直接経験値取得に結びつかないような珍行動ばかりしているのだが、なにやら考えがあってレベルを上げたかったらしい。

はたしてその目論見とは、、、、?
チョップくんの話を聞いてみよう。どうやら今はジュノのモグハウスにいるようだ。

チョップ:「オイ、俺に惚れんなよ。ちょっと今日の俺はカッコ良すぎかもしんねーからさ。」
モグノスケ:「いや、それはね〜から。で?ナニ?今日のチョップはカッコイイんだクポか?」
チョップ:「おうよ!俺が何のためにここ最近ずっと経験値かせぎしてたか分かるか?ん?」
モグノスケ:「ん〜、確かにこのところずっとレベル上げしてたクポね。なんでクポ?」
チョップ:「知りたい?知りたい?知りたいの?ん?えー、どうしよっかなー、教えちゃおっかな〜?ホントに知りたい?」
モグノスケ:「いや、別に知らなくっt」
チョップ:「しょうがねえなぁ、、、どうしよっかな〜、、、、う〜ん、でもなぁ〜、、、、ああ、、まぁモグノスケの頼みだからなぁ〜、、、けどなぁ、、、え〜っとね〜、、、じゃあヒントです。」
モグノスケ:「ウゼー!超ウゼークポ!」
チョップ:「私、チョップはこのたびレベル50になりました。」
モグノスケ:「はいはい、それで?」
チョップ:「なぜでしょうか?シンキングタイムスタート!」
モグノスケ:「は?お前の文章構成力おかしいって。何いってるんだかわかn」
チョップ:「チッチッチッチッチッチッチ………ブブー!」
モグノスケ:「、、、、、、、、、、、、、。」
チョップ:「正解はコチラ!目ぇ見開いてよ〜くみとけよ〜!」
チョップ:「まずは、、、、、足ぃ〜!」
チョップ:「よいしょ、、、、そんでもって次は、、、。」
チョップ:「脚部ぅ〜〜〜!」
チョップ:「続きましてぇ〜、、、、。」
チョップ:「手ぇ〜〜〜!」
チョップ:「ウシッ!お次は〜〜、、、、。」
チョップ:「胴ォ〜〜〜っ!」
チョップ:「ウン、いい感じ!次は〜」
チョップ:「あったまぁ〜!」
チョップ:「いよ〜し、そんでもって最後にぃ〜〜、、、」
チョップ:「ギガントアクスーーーッ!!」
チョップ:「ミスリルチョップくん誕生ォーッ!」
チョップ:「どうよコレ。すっげえヘヴィでしょ?ゾクゾク来るなぁ〜!」
モグノスケ:「うむ、まぁ確かにちょっとカッコイイかもしれないクポ。」

ミスリルレギンス (足装備)
ミスリルクウィス (脚装備)
ミスリルガントレット (手装備)
ミスリルブレスト (胴装備)
ミスリルサリット (頭装備)
ギガントアクス (両手斧)

なるほど、チョップはこれらのプレート系ヘヴィ装備を身に付けたいがためにレベルを上げていたわけだ。装備可能レベルはどれもレベル49からになる。ちなみに装備可能ジョブはミスリルシリーズが戦士、ナイト、暗黒騎士。ギガントアクスが戦士、暗黒騎士となっている。

チョップ:「コレ、前からずっと着たかったんだよ〜。ダークとシルバーのシンプルなツートンカラーに全体を支配する重厚さ、、、。ヒザと腕んところの細工もいかしてるじゃない?それにホラ、ファイナルファンタジーシリーズっつったらミスリルっしょ?ミスリルを経験しないFFなんてエロくない倖田來未みたいなもんだぜ!う〜ん、大満足。感慨無量。」
モグノスケ:「そうクポか。例え話はよくわからんクポけどレベル上げ頑張ってたもんな。ミスリルシリーズを装備するためだったクポね。」

チョップ:「そこでだ!俺はこれから旅に出る!ミスリル装備を身にまとった孤高の戦士だ。ちょっと影のある感じで村の娘を助けちゃったりして『そこの黒い装備のおかた、お名前を、、、』なんて言われちゃう感じだ!分かったかっ!」
モグノスケ:「あ、はい、、、そうなのクポか、、、?」
チョップ:「うむ、無口がトレードマークだ。」
モグノスケ:「あ〜、、、、さっさと出かけるといいと思うクポ、、、。」
チョップ:「うむ、出かけてくる。じゃあな〜〜!」
モグノスケ:「しばらく戻ってこなくていいクポよ〜!」
こうしてやっつけな態度のモーグリに見送られ、チョップくんは新たな装備を身にまとい、新たな冒険へと赴いた。
孤高の戦士っぽい気持ちで彼が向かったのは、、、、、、
チョップ:「クフィムーっ!」
ふむ、どうやらチョップくんはクフィムからデルクフの塔というルートをソロで探索しようとしているらしい。クフィム、デルクフの塔と言えばレベル18くらいからほぼ全てのプレイヤーがレベル上げに使用するエリアであり、チョップくんも例外ではない。(日々つれづれNo,20黄色いアイツ参照のこと)
かつて幾度も経験したエリアを回り、自分の成長の度合いを感じたいのかもしれない。
何度も命を落とし、鬼門となっていたこの場所も、、、、
チョップ:「オメーなんかもう怖くね〜んだよ!バーカバーカ!」
ダンシングウエポン:「キキィーッ!」
からまれずに通過できるようになっていた。

道中、ミミズでレベル上げをしているパーティーや、20時を過ぎてポップしたWight(骨)にからまれて死んでしまった冒険者を目にし、自分の経験と重ね合わせ、中島みゆきの『時代』のワンフレーズが思わず口をつく、、、。

ま〜わる〜 ま〜わる〜よ時代は回る〜♪

いや、今思いつきで書いただけですけどね。

ともかく、そういった『懐かしさ』のような気持ちも内包しつつ、クフィムのフィールドを奥へ奥へと進んでいく。
程なくしてデルクフの塔が見えてきた。

地下1階、地上12階、計13層から成る巨大な建造物である。
今までチョップくんはソロでこの塔内を探索したことがなかった。今回が初めての本格的な探索になる。

塔内部に足を踏み入れるとそこには重い空気が漂っていた。
フィールドと違い、四方を壁に囲まれた空間がそういった気持ちにさせるのだろうか?
以前取っておいた『デルクフのカギ』を使い、上層へのショートカットルートをたどる。チョップくんが本格的に探査をしたいのはデルクフの塔の上層だからである。
一気に下層、中層をショートカットできる『???』と表示される仕掛けを見つけ、調べてみる。ウィンドウには「吹き上がるような強い魔力を感じる。魔力に身をゆだねますか?」の文字が。
迷う事無く「はい」を選択する。すると、、、、。
強い魔力によってチョップくんの体は一気にデルクフの塔10階へと運ばれた。

と、そこでチョップくんの目の前に広がっていた光景は、、、、。

ギガース(通称ジャイアン)の群れ。わらわらしている。

それにしても、、、、、、、、。

でかい。

プレイヤーが選択できるうち、最大の大きさを誇るガルカのLサイズを持ってしてもこのデカさ(対比)である。タルタル視点で見たらどんな感じなんだろうか?(笑)

ギガースのデカさに感動しつつ辺りを見回しながらフロア内の探索を始める。

敵の強さを調べると、皆『練習相手にもならない』と表示された。これなら安心してフロアを闊歩できる。

部屋の奥へと進み、1枚の扉を開ける。するとチョップくんの目の前に信じられない光景が飛び込んできた。

チョップ:「う、うおおおおっ!?りょ、両手斧!??」
チョップ:「いや、ちょ、まっ、、、えぇっ!?これ、、ちょ、、デカ」
チョップ:「そ、そんな、、、、、」
チョップ:「ぉぉぉぉぉぉぉぅ、、、、こんな、、、、、、、」
チョップ:「うわぁぁぁぁぁぁ、、、、、、、、、、」
チョップ:「、、、、、、、、、、、、、。」
ガルカLサイズの身長は218cm。(電撃の旅団編ヴァナ・ディール公式ワールドガイドVol.2より抜粋)

その身長とほぼ同程度の大きさの刃を持つ斧である。ヘヴィ大好き、両手斧大好きのチョップくんがちょっとイッっちゃうのも無理はない。

ちなみに2006年5月現在放送中の『モナ王』のCMでも有名な格闘家、チェ・ホンマンの身長も218センチである。今度からテレビでチェ・ホンマンを見たら「あ、ガルカってあれくらいでかいんだ」と認識する事にしましょう。

チョップくん自慢のギガントアクスと比べるとその巨大さが良く分かる。ギガントアクスがまるでマッチ棒だ。

これは、、、、、。

チョップ:「奪ぁ〜〜〜〜う!」

まあ当然そうなるだろう。
この敵、Mimasはノトーリアスモンスター扱い。回りにいるザコギガースよりはいくぶん強い。その上、斧を持っているくせにモンクのアビリティ百烈拳を使うちょっと卑怯な相手である。しかしこんなヘヴィな斧のグラフィックを見せられては引き下がれるハズもない。

戦 闘 開 始 !
ドカーン、ズガ〜ンとヘヴィな斧vs斧の戦いの末、、、、、
Mimasを倒したチョップくん。横たわるMimas、ころがるビッグ斧。
チョップくんはヒュージモスアクスを手に入れた。

チョップ:「おおお!!入手できた。やったぁ〜!」

ミスリルヘヴィー装備にこの巨大な斧を振り回すガルカの姿、、、、。想像するだけで大興奮である。

多分、現在のチョップくんの脳内妄想を表すとこんな感じなんだと思う。

ぽわわわわ〜〜〜ん、、、

(妄想具現化SE)

ど〜ん!すごいぞチョップ!モンスターハンターのハンマーだってめじゃないぞ!(笑)
チョップ:「よ〜〜し!俺の超ヘヴィな姿をヴァナディールのみんなにみせびらかしちゃうぞ!」

言うが早いかチョップくんは塔を駆け降りはじめた。
向かった先は、、、、、、、、、?

ジュノ下層。
そう、ファイナルファンタジー11に於て、1〜2を争う人口密集地帯である。チョップはここであの超巨大な斧を装備して街ゆく人々の視線をくぎ付けにしようとしているようだ。確かにこの場所でガルカの身長程もある斧を装備したならば相当な注目を浴びる事となるだろう。
チョップ:「ふふふ、ジュノ下層にいる民どもの驚愕する姿が目に浮かぶようだぜ。ふははは、驚け民衆どもよ!!」
チョップ:「いくぞ、そうちゃ〜〜〜っく!!」
ジャッキィーン!
チョップ:「あ、、れ、、、、、?」
チョップ:「、、、お、、や、、、、、、?」
装備した両手斧が通常のスケールであることに言葉を失うバカガルカ。

当然と言えば当然なのだが、そんなデカいグラフィックの装備など存在しないのだよ、チョップ。

つかね、レベル上げしようとしてパーティーメンバー集めて集合場所に行ったら異常に巨大な斧持ってきてるガルカいたら怖いって。「こんにちは〜^^v」とか言われたところでみんな急用を思い出しちゃうっつうの!(笑)

何事も『程度』ってのは重要だぞ。

チョップ:「ぅうえ〜ん、え〜んえんえん、、、うわぁ〜ん、、」
モグノスケ:「気は済んだか?バカガルカ。暴走もたいがいにしとけよ〜クポ。」
その日、号泣しながらヒュージモスアクスを競売に出品するガルカの姿が多くの冒険者たちに目撃されたという。

嗚呼、泣くなチョップよ。ついでだから言っておくけどレベル59から装備可能になる両手斧、ヘヴィダークアクスもマシブダークアクスも大きさは普通だからな〜!

※作者注釈
デルクフの塔で初めてあのデカ斧を見かけた時はかなり気持ちが高揚したのを覚えています(笑)。もともとのデータとしてはギガントアクスと同一のものなのでしょうが、この大きさのプログラムが実装されているのなら俺にも装備させろやと何度も思いました。余談になりますがデルクフのNMギガースの中には腰ミノの部分に『盾』を何枚かぶらさげているタイプのものもいて、そちらも欲しいと思っちゃったりしました。

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