日々つれづれ
028 攻取エキストラジョブ

珍奇行動で街ゆく人々からから「じっと見つめ」られながらも少しずつ成長を重ねていくチョップくん。いよいよメインジョブ戦士のレベルが30に到達した。

FF11でのレベル30というのはかなり大きな節目となる。というのも冒険者たちはレベル30になると「エキストラジョブ」と呼ばれる今まで取得不可能だったジョブにチェンジする事が可能になり、それまで6つしか選べなかった選択肢が一気に15に増えるからである。(エキストラジョブを取得するにはそれなりに手間のかかるクエストのコンプリートが必要にはなるのだが。)

そんなわけでチョップくんもエキストラジョブ選択という大きな岐路に立たされている状態なのだ。非常に嬉しい悩みである。

チョップ:「カモンハローワ〜〜ク!」
モグノスケ:「い、いきなりどうしたクポよチョップ?」
チョップ:「あ、いやホラ、俺もEXジョブ選ぶ時期でしょ?だから悩んでるワケよ。」
モグノスケ:「そういえばチョップもレベル30になったからクポね〜。」
チョップ:「でしょでしょ?で、考えてるんだけどどのジョブも魅力的に思えちゃってぜんぜん決まんないだよね。」
モグノスケ:「まぁEXジョブはたくさんあるからクポね。」
チョップ:「スゲー高い攻撃力持ってるって言う狩人も魅力的だしさ、二刀流使える忍者もやってみたいでしょ。それから暗黒騎士!この前競売のとこで暗黒騎士のアーティファクト(※1)みたけどアレすっげカッコイイしさ。あとホラ、ナイト。体を張ってパーティーメンバー守るなんてモロ俺好みっつうの?ガルカ魂炸裂みたいな?もうね、こうやって考えてるとどのジョブもオモシロそうでなかなか決められないんだよね〜〜。」
モグノスケ:「ふふふ、チョップもいっぱしの冒険者になってきた証拠クポね。表情がイキイキしてるクポよ。」
チョップ:「そう?あはは、なんだかモグノスケにそんなこと急に言われると照れちゃうなぁ。」
モグノスケ:「まぁチョップがどんなジョブ選ぼうとモグは精いっぱい応援するクポけどね。」
チョップ:「おお、ありがとな、モグノスケ。」
チョップ:「う〜ん、、、、、どうしよっかなぁ〜〜〜、アレだと、、、、金かかるみたいだしなぁ、、、、、、でもあっちだと、、、、あまりパーティー誘われないっていうしなぁ、、、、、でも、、、、でもなぁ、、、、、、、う〜ん。」
モグノスケ:「どうクポか?決まったクポか?」
チョップ:「ん〜、よしっ!狩人に、、、あ、いややっぱちょっとまって、、、むー。」
モグノスケ:「いつまでもなやんでたって始まらないクポよ。とりあえずで始めてみていくつか体験してみるって方法だってあるんだからクポ。」
チョップ:「ん〜〜〜〜〜〜〜〜、、、、、、、、、、、。」
チョップ:「、、、、、、、よしっ!」
チョップ:「はいはいは〜〜い、決まりました〜〜〜!
モグノスケ:「おおおっ!決まったクポか!?で、記念すべきチョップ初めてのEXジョブは何にするクポか?」
チョップ:「ん〜とね、、、、、、、、、、、」
チョップ:「舞妓。」
モグノスケ:ハァ?
チョップ:「いや、だから舞妓だって、ま・い・こ。」
モグノスケ:「ハァ?」
チョップ:「あっ!なんかオマエ舞妓の事バカにしてない?ナニ?職業差別?そういうのってよくないなぁ。俺なんかもう超舞妓の事考えてるんだって。マジで。
だいたいさ、オマエなんていっつもモグハウスの中にばっかりいて世間の事何も知らね〜んだって、だからこう、、」
モグノスケ心の声:「またこのクソバカヤロウはどこで余計な知識仕入れてきちゃったんだか、、、、、もう、、、、。こういう状態の時は放っといて好きなようにやらせたほうがクソバカのためになるんだよね、、、、、。はぁ。」
チョップ:「あっ!オマエ俺が舞妓の事中途半端に考えてると思ってんだろ?ナメんなよ、すげー考えてるんだっつーの!なんなら俺の舞妓プラン聞かせてやろうか?」
モグノスケ:「あー、、、はいはい。考えてるよね。そうね。じゃあ聞かせて。」

チョップ:「うむ。まあいいだろう。どうしてもっつうなら聞かせてやるよ。あのな、舞妓取得したらまずレベル1から装備可能なこのアイテムを入手するワケよ。」

チョップ:「コレよ。文金高島田。レベル1からの装備のくせにこの能力値の高さは特筆もんだね。CHR+20は舞妓っていうジョブの特性上当然としても潜在能力が魅力的だろ?『ウチの気持ち知ってはるくせに、もういけずやわァ。』とかさ、『まぁ、おあがりやしてぶぶづけでもいっぱいよばれておくれやす。』とか、京ことばがすらっすら出てくるようになるんだぜ。あとやっぱ頭グラフィックが変化するの見たいっしょ?どうどす?魅力的じゃおまへんか?」
モグノスケ:「あ、、、、いや、、、、、、、、、え?」
チョップ:「そんでさ、ちょっとレベルあがったら次に揃えたいのが断然コレだね。」
チョップ:「ポックリ。コレよ。いいでしょ?ジュノ歩いてても狩りに行くときでも『ポクリポクリポクリポクリポクリポクリ』って音だしながら歩くのよ。羨望の的だぜ。まあフィールド歩く時はその音でモンスター集まって来ちゃうから注意が必要だけどな。」
モグノスケ:「そ、、、、、、そうなのクポか、、、、、。」
チョップ:「でな、次に欲しいのはコレな。」
チョップ:「デター!」
モグノスケ:「いや、デターって言われても、、、、、、。」
チョップ:「京友禅の袋帯な。コレは舞妓専用装備だから他のジョブから羨ましがられることうけあい。おまけに柳腰+5パーだろ?もうぐんぐん俺の舞妓っぷりに磨きがかかるって寸法ですよ。」
モグノスケ「え〜っと、、、、、や、柳腰、、、、?」
チョップ:「そそ。このへんのレベル帯からやっと舞妓としての本領が発揮できてくるワケね。忍者とかシーフも最初のうちはあんまりジョブ特性って出にくいでしょ?アレといっしょ。」
モグノスケ:「はあ、、、、、。」
チョップ:「そんでもってレベル20超えてから是非手に入れたいのがコレな。」
チョップ:「じゃ〜ん。菊奴手まり!まぁ舞妓の投てき武器だとかんざしか手まりかで悩むトコだと思うけど俺としては手まりを推したいね。攻撃武器としてだけじゃなく舞妓としてのトータルコーディネイトね。あとふだんは手まりで遊べるしさ。お座敷あそび+20も魅力的だしな。菊奴姉さんの伝統を受け継ぐって感じだよな。」
モグノスケ:「お座敷あそび?しかも+20って?何に対して+20なんだよ?」
チョップ:「んでさ、舞妓レベルがあがってゆくゆくは手に入れたい一生もののアイテムがこれな。」
チョップ:「でた!みんなの憧れ『雅の振り袖』。俗に言う神性能ってやつだね。着てるだけで、俺に魅了されちゃった奴が金をどんどんくれる潜在能力パトロン融資もハズせないしさ。あとちょっと奇抜なコーディネイトだと雅の振り袖に落人の篭手とかってのもいいかもしんないね。」
モグノスケ:「
、、、、、、、、、、ふぅ、、、、、、
チョップ:「どうよ、俺のこの完璧な舞妓プラン。雅の振り袖着て、手まり持って、袋帯しめて、ポックリ履いて、高島田でキメると全部でCHR+63な。そりゃ街の冒険者どももみんな俺のチャームにメロメロだっつうの。な。」
モグノスケ:「
、、、、、あ、うん、、、、そうクポね、、、、
チョップ:「ぃよ〜し、そんじゃチョプ奴(ちょぷやっこ)のデビューとまいりますか。」
モグノスケ:「、、、、、あの、、、、ノッてるとこアレなんだけど、、、、モグはやめといた方がいいかな、、、、、、なんて、、、ちょっと思うクポよ。」
チョップ:「ナニィ?」
ちゃきっ(抜刀)

チョップ:「オイ、もういっぺん言ってみろや、え?」
モグノスケ:「あっ待つクポ待つクポ。」
チョップ:「ん〜、じゃあ金庫開いて着替えさせろや。」
モグノスケ:「分かったクポ。」

モグノスケ:「ハイーっ!」
チョップ:「よし、これこれ。とりあえず今持ってる和服ってコレしかねえからな。」
モグノスケ:「そうクポか、、、、、」
チョップ:「んじゃ舞妓クエ受けに行ってくるわ。出かけてくる。」
モグノスケ:「ああ、いってらっしゃい。
、、、、、、つか好きに出かければいいクポ。
こうしてチョップはモグハウスを飛び出した。EXジョブ『舞妓』を取得するために。
どすどすどすどすどすどす。

チョップ:「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ、、、、」

チョップ:「お、あそこだな、、、、オ〜〜〜イ!クエ受けに来ましたよ〜〜!」
NPCガル:「むむ?こんところヒュームの女性キャラしかクエ受けにこんかったが、、、、ガルカの挑戦者か。物好きもいるもんじゃのう。」
チョップ:「あの〜、舞妓クエってここでいいんすかね?俺受けたいんすけど。」
NPCガル:「うむ。いかにも。準備はよろしいかな?」
チョップ:「はい。もうやる気マンマンで来ましたからね。いつでもいいっすよ。」
NPCガル:「ふむ、、、、、、、ではいくぞ。」

チョップ:「あ、、、、?」

チョップ:「え?」
NPCガル:「ホレー、こうじゃ〜〜〜っ!ソレーっ!」
チョップ:「ア〜〜〜レェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

くるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくるくる

NPCガル:「ホレッホレッホレェ〜〜、どうじゃぁ〜〜〜!」
チョップ:「お代官さま、、、ごむたいな、あ〜れぇ〜〜」

チョップ:「ううっ、うえ〜ん、ぐふっぐふっ、うううう、、、、」
NPCガル:「なんじゃ?何を泣いておる!?」
チョップ:「ひっ、ヒドイ!こんな仕打ちを、、、ううう、、、」
NPCガル:「何言っとるんじゃ?帯ひっぱりくるくるは舞妓の基本アビリティーじゃぞ。こんな基本で泣いているようではヌシには舞妓取得は無理じゃな。」
チョップ:「ううう、、、こんな、、、こんな辱めを受けて、、、、うううっ。」
チョップ:「ウチにはそないえげつないことでけしまへ〜〜〜ん。うわぁ〜〜ん。」
NPCガル:「意気地のないガルじゃのう、、、、、」
こうしてチョップは舞妓への道を諦めた。生半可な気持ちで取得できるほどEXジョブは甘くはないのであった。
とか奇麗にまとめようとしてるけど舞妓ってナニよ?菊奴手まりじゃねえっつうの!(笑)妄想プレイしすぎだぞ、チョップ!そろそろ真面目にEXジョブ取得してくれよな。あ、今急に思いついたんだけど舞妓じゃなくて芸者ならどうかな?ホラ、外国人プレイヤーにもそのほうがウケよさそうじゃん?I'm GEISYA Girl.heheh.なんつってさ。え?舞妓とかわらね〜って?

、、、、、かんにんどすえ〜。ほなごめんやっしゃ。

一応おことわり
言うまでもありませんが今回チョップくんが入手を考えていた5つのアイテムは存在しません。完全な創作でありモチロン『舞妓』などというトンチンカンなジョブも存在しませんので取得を夢見ちゃった人は御自身の妄想でたのしんでね。

※1アーティファクト

ジョブごとにもうけられたジョブ専用装備。レベル60ですべての部位が揃えられる素敵な装備。ゲーム内ではAFと略される事が多い。ヘヴィ装備好きのチョップくんは暗黒騎士のAFに憧れている。

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