日々つれづれ
024 里帰り

前奏〜

♪チャッチャ〜ラチャッチャッチャ〜 チャッチャッチャ〜ラチャッチャッチャ〜
        チャラチャラチャラチャラチャラチャラチャラララ

ハッチ:「ボクは絶対ママに会うんだ!嵐にだって、カマキリにだって、スズメバチにだって、、、、、、、、、、、、、、まけるもんか〜!」

ぶ〜ん。

ハッチ:「そうさ!どんなにつらいことがあったってボクはママに会ってみせるんだ!」

ぶんぶ〜ん。

ぶぶぶ〜〜ん。

ハッチ:「ん?」

ドガーンッ!
ハッチ:「ウギャアアアアアアアッ!」
ハッチ:「マ、、、ママに、、、、会う、ん、、、、だ、、、、、。(昇天)」
嗚呼ハッチよ、、、、きっと、、、、きっといつか、、、、天国でママに会えるよ。
だから、、、、悲しくなんかないさ、、、、、、、、、、、、合掌。
ハッチの死体から蜂の巣のかけらをもぎ取り喜色満面のチョップくんはコンシュタット高地にいた。断っておくがチョップは決して狙ってハッチを殺したわけではない。目の前の蜂を倒してみたらそれがハッチだっただけである。許してやって欲しい。だってあなたももしかしたら「みつばちマーヤ」や「かけすのサミー」や「ミュータントタートルズ」を知らないうちに殺しちゃってるかもしれないんですから。

なんだかネタや例えが昭和40年代生まれ向けじゃねえ?という疑問はさておいて、今触れなければいけないのは何故チョップくんがコンシュタット高地にいるのかという事である。
3国+ジュノをめぐったチョップくんはいちど出身国のバストゥークに戻ろうと心に決めたのである。バストゥークに戻り、サポートジョブ用に白魔導師のレベル上げをしようという魂胆なのだ。

ウィンダス連邦→タロンギ大峡谷→ブブリム半島→マウラ→セルビナ→バルクルム砂丘→コンシュタット高地→北グスタベルク→南グスタベルク→バストゥーク共和国というルートを移動中なわけだ。

満月のコンシュタット高地を一路バストゥークへ。さんざんレベル上げでお世話になったコンシュタット高地を進むうち、自分の心の中にひとつの感情がこみあげてくるのが分かった。安堵感、、、、というのが一番近いのだろうか?どの辺りにどのくらいの強さの敵がいるといった事を認識している点やマップを確認しなくとも地形を把握しているという事がそんな気持ちにさせるのだろう。
辺りの風景を懐かしみながら、迷うことなくバストゥークに近づいてゆく。
北グスタベルクの滝の前を通過。ふむ、自国に戻るという行為がこんなにも郷愁を誘うものだとは、、、、、、。なるほどこういった気持ちを持てるからこそコンクエストなんていうシステムが成り立つんだなぁと実感する。
南グスタベルクを抜けしばらく進むと見慣れた石造りの門がチョップくんを出迎えてくれた。無機質なハズの門がまるで「おかえり」とささやきかけてくるようだ。
チョップ:「ただいま〜〜〜!」

おもわずシャウトで叫びたいところだが/partyにしておいた。パーティー組んでいないのに。

さて、バストゥークに戻ったチョップくん、まず最初にやることはここに来る道中に決めておいたのだ。その行動とは、、、、、、、、、。

チョップ:「ミキー!ただいま〜〜〜っ!」

そう、ミキに帰還の挨拶をすることなのだ。(ミキとの関係については「006ある愛の物語」を参照のこと)思えば1ヶ月近くミキと会っていなかったのだ。

チョップ:「いま帰ったぞ〜〜〜!イェ〜!」
チョップ:「お〜い、ミキー、、、、、、、、、、、、、、あれ?ミキ?」
ミキ:「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
チョップ:「ミ、、、、ミキ?」
ミキ:「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
チョップ:「おい、ミキ?」
ミキ:「、、、、、みゆきちゃんやミーゴさんと一緒に過ごした時間はさぞ楽しかったんでしょうね、、、、、、、、、。」
ドキッ

チョップ:「あっ、えっ?いや、あの、、、何のことかぜんぜ」
ミキ:「とぼけないでっ!」

ミキ:「もうネタはあがってるの。親切な冒険者さんがいてね、旅の途中で見たおかしなガルカの話をいろいろ聞かせてくれたの。エスパーだって言い張ったり、ジュノの花壇を荒らしまわったり、、、、、100歩譲ってそんな奇行は許すとするわ。いつもの事だから。でも、、、、、でも、、、、、、」
チョップ:「ち、ちがうんだミキ!これには深いワケが」
ミキ:「言い訳なんて聞きたくない!ナニ?あなた船乗りでも気取ってるつもり?港ごとにオンナがいるっていう例のヤツ?私がどんな思いで毎日過ごしていたか、、、、、、冒険者なんていつもこう。待ってる人の気持ちなんかぜんぜん考えないで自分の気の向くままに行動して、、、、、もう私、、、、、」
チョップ:「むぅ〜〜〜〜。」
チョップ:「あ!あのさ、俺さ、旅しててわかったんだけどやっぱりミキの作る特製カレーは最高だよ。いろんなモノ食ったけどミキ特製カレーにはどれもかなわなかったね。ホラ、今日もさ、こうやってミキはカレー作って待っててくれたわけじゃん?仲良く一緒に食べようよ。ね?」
ミキ:「あら?何言ってるの?これはシチューよ。ホワイトシチュー。」
チョップ:「うお!シ、シチュウ〜!?お前、俺がシチュー嫌いなの知ってて、、、」
ミキ:「ウチにはあなたに食べさせる食事は無いの。分かったら出てってちょうだい!」
チョップ:「え?ちょ、まっ、あ、まって!ちがくて!うあっ、、、。」

ぎいいっ バタン。

チョップ:「ミ、ミキィーッ!開けて、開けてぇ〜。謝るから、、、、ねぇ〜、ミキ〜。悪かった、俺が悪かったよ〜〜〜っ!あ〜け〜てぇ〜〜!ミィ〜〜〜キィ〜〜〜〜ッ!」

ドンドンドン、ドンドンドン

ミキ「、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、」

チョップ:「う、う、、、、うええぇ〜ん、え〜ん、え〜ん、、、、」
チョップ大傷心である。チェッカーズ的に言うとミキにハートブレイクである。(だからもう40年代生まれ向けの例えはいらねぇって!)

サポ白あげどころではなくなってしまったチョップくん、でも自業自得だかんな。
その日、バストゥーク商業区には夜遅くまでガルカのすすり泣きが響いていたという。

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